あなたがグーグルブックマークを選ぶべきたった1つの理由
最近は、Evernote の隆盛のおかげもあって、情報整理術的なエントリーを散見しますね。
私も、ローカルブックマークを始めとして肥大化するインプット情報をいかに管理したものか? と悩んでいたところなので、こうしたエントリーはとても参考になります。ただ、当然ですが、意見はさまざま。
「Evernote のようなストックにとにかく放り込む、派。」
「いやいや情報は選別せねば、派。」
個人的には
- あまり複雑な手順では長続きしない
- 特定のツールやサイトに依存すると、それらが無くなった場合、手順が成立しなくなってしまう
と思いましたので、「とにかく放り込む」で実践してみました。然して結果は...一ヶ月ほどで、ものの見事に破綻しました。
「とりあえず取っておく先」と、「最終的に保存する先」が同じであると、結果的にはどうでも良さそうな大量の情報が、「最終格納庫」に保存されることになってしまって、「最終格納庫」の価値がゼロ近くになってしまうのです。
【連載】Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」 (13) ネットで気になる情報。とりあえずどうする? | エンタープライズ | マイコミジャーナル
その通りとなりました。結局、Evernote 上の主な作業は「検索」w
R-style Evernote企画3rd:第一回:Evernoteの運用の7原則(上)/
ただ溜め込んでいるだけでは、効果的な情報の再利用に繋っていないのは明らかです。これは GoogleReader の starred items も同様で、むしろ登録が手軽なだけに「検索」に依存する傾向はむしろ顕著でした。
もちろん、第2Google を否定するところではありません。移ろいやすいネットでは、ブックマークしたページが永久に存在しているなど保証の限りではありません。したがって、必要なページであれば、全文を保存しておくことは必要なことでしょう。
つまり、やはりフィルタリングは必須ということ。一般的な辞書を作るのではなく、自分に最適化されたマイ辞書の構築こそが最終的な目標でなくてはならない、ということなのでしょう。
では、どうしたら良いか?
結論的には、GoogleBookmark をフィルタリングとして活用することにしました。新しくなった Bookmark はログインしていると、検索結果の最上位にブックマークしたページを表示してくれます。この機能を活用すれば、下記のように、あまり考えずにフィルタリングを実践できる、と私は考えました。
- 表示された、ということは過去にアクセスした情報である
- 再参照している、ということは自分にとって必須情報だと自動的に判断できる
- ファースト検索 → Bookmark への登録 → 再検索 というプロセスに過度の負担はなさそう
- Google から提供されるツールだけで事足りる
手元にストックしてある情報を元に、少し考えてみたところ、私の場合やはり
つまり、情報への到達を一連の工程とみなすと、私の場合は「検索の回数(工程)を減らす」ことが最も効率的に到達できる、ということになるようです。
さて、現在、具体的には下記のようなプロセスで Evernote に情報をインプットするようにしています。
- GoogleBookmark の Labels は 3つ
- ファースト検索したページ or GoogleReader の気に入った記事 を GoogleBookmark でブックマーク (Labels は Bookmarks)
- 再検索
- 上位表示されたブックマークページの中で再度閲覧したページを再ブックマーク(Labels は MUST! or ReRead)
- 再検索
- 上位表示されたブックマークページの中で再度閲覧したページの Label が ReRead の場合は、Evernote 入りを検討。
- 全文か。一部か。あるいは保存しないか。
- 保存するのであれば、どのノートブックか。また、相応しい tags は何か。
- 定期的に MUST! の中身を検証する。
- 最大登録数は 100 以内が目安。
- 100 を超えるものは ReRead への移行、あるいは Evernote 入りを検討。
こんな形で、Google から提供されるツールだけで上手くインプットサイクルを回せるようになりました。ただ、自分なりの Evernote の整理方法が未発見なので、次の課題はこちらですね。皆さんのブログを拝見して色々試行錯誤してみようと思います。